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当学会における未病とは

当学会の目的に表示した未病について

「未病」と言う言葉は、日本語には有りません。広辞苑、現代用語辞典、イミダス等にも掲載されておりません。当学会を法人で設立登記する為には、法務局に申請を受理してもらわなければなりません。法務局の登記官は「『未病』を名称に使用する事は構わないが、目的の中に使用しないで欲しい。未病は、日本語では有りません。登記は日本語でなければできません。」と説明してくれました。当学会設立準備委員会では大変に困惑して

・・・未病(病気が発症していない予備群)・・・

と後ろにカッコ書きする事で登記官の了承を得ました。従って、未病の意味はカッコ書きの中の説明では充分では有りません。登記法の解釈の結果で導き出された表現です。

未病の言葉が、広く社会に認知され、広辞苑、現代用語辞典等に掲載されるようになるまで致し方ないとご理解ください。

未病とは

それでは未病とは何でしょうか。未病は元々、中国語で、東洋医学の文言です。

書き下すと「未ダ病ニナラザル」となります。

従って、病気ではないことになります。しかし、「未ダ」と成っていますのでそこには病気を予期している意味が内在しております。

そこで当学会では、未病とは「健康状態の範囲であるが病気に著しく近い身体又は心の状態」を言うと一応に定義いたします。(西洋医学では疾病又は疾患の言語表現を使用しますが敢えて病気と表現させて頂きます。病気とは「気を病む」事です。)

病気には自覚症状がある場合と無い場合があります。検査結果も出る場合と出ない場合があります。検査結果が出た場合等をここでは仮に他覚症状と言います。

当学会の考え方は、自覚症状又は他覚症状の何方かがある場合を病気と考えます。

未病の場合、自覚症状も他覚症状も無く、一応健康であるが、病気に近い健康状態を言います。従って、未病は東洋的な考え方ですが、西洋的な考え方から未病を分類すれば未病管理は、健康管理又は予防医学の一分野と考えられます。

未病の伝統的な考え方は、自覚症状があるが検査結果に出ない場合又は検査結果は出るが自覚症状が無い場合の両方を未病としております。当学会では、自覚症状が出なくても末期癌の場合もあり、且つ、検査結果が出なくても自覚症状があることは検査方法の問題である場合があり、或いは検査方法が未開発の場合もあります。従って、他覚症状がなくても自覚症状のある事それ自体も病気と考えます。(未病と考えず)

ただし、未病の概念はまだ確立されておりませんのでここでの未病の説明が絶対であるとご理解しないで頂きたいと存じます。一つの考え方とご理解ください。当学会に所属なさる方にも考え方を異にする方も当然にいらっしゃいます。

人は、病気になって初めて慌てて治療に医師の門をたたきます。しかし、病気の前兆はあります。特に現代は検査方法の発達により、かなり前から病気の兆候を掴むことができます。その段階で病気を防げたら理想です。私達のこの学会は、未病管理の研究と普及を通じて国民の健康増進に貢献し、未病管理の学問体系の確立に資する事を願うものです。

(文責 T.Toguchi)

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